いじめ保険なるものの加入者が増加傾向にあるそうです。抑止力になればいいなと思いつつ、ぶっちゃけ逆効果だろと思いますので思うところを語ります。
愛する読者様。お久しぶりです。
いろいろあって久しぶりの更新になりました。更新しなかった間、
とか思いながらどんどん落ちていくアクセス数を眺めておりましたが、あまりに刺激的なニュースが目に留まり、気がつけばこうしてキーボードを叩いておりました。
目次
【ついに来たか】いじめ保険の加入者が増えているらしい
※ライブドアニュース(外部サイト)です
ついにいじめ保険です。
けっこうボリュームのある記事ですので簡単に整理します。
- 毎月3,000円くらいの月額制で弁護士を使っていじめの解決(損害賠償請求や慰謝料請求)ができる(最大7割の弁護士費用を負担。成果報酬は別)
- いじめ保険の発売以降加入者が増加傾向にある
- 背景はいじめの解決を学校や教師に任せてもあてにならないという不信感
- いじめが増加しているのは経験の足りない若い教師が多く、またいじめの解決方法を経験から教えられるベテラン教師が不足しているから
- 感情論の言い合いにならずに冷静にいじめを解決できるというメリットがある
- 弁護士の介入により原告と被告みたいな関係になり、当事者同士が仲直りしたくてもしづらい状況になったり、クラスの保護者や学校から距離を置かれるかもしれないデメリットがある
うーん?
う~ん……
いや、ちょっと待って。
弁護士使ってできるのっていじめの事後解決ですよね?
それとも弁護士が慰謝料請求とか損害賠償請求をちらつかせて、いじめっ子に法律の話とかしていじめが如何にいけないことか諭すの?
それ効くの?
もちろん、抑止力としての効果はあったらいいなーとは思いますが、やはり懸念されているデメリットどおり、学校側や周囲の保護者が「何かあったら弁護士出てきてめんどくさくなる子」という扱いにして、一層ハブられるだけだと思います。
子どもを守りたいのか、それとも親が安心したいだけなのか。
いじめ体験者が思う「いじめの原因」
俺自身、小学校時代に同級生と担任の先生から、中学校時代には先輩から、高校時代には同級生先輩複数からいじめに遭ってきたのですが、担任の先生はともかくとして、自我の目覚めが起こってから間もない子どもたちがオリジナルでいじめマインドを生み出すとは到底思えません。
もちろんずっと被害者だったわけではなく、中学の反抗期時代に加害者(いじめっ子)側だったこともあります。
……で、自分がいじめ方をいったいどこで仕入れたのか、と反省を踏まえて考えてみると、やはり自分がいじめられた経験や目撃したいじめからなんです。つまりいじめは伝染します。
そもそも子どもたちって、人の痛みに敏感すぎるくらい敏感です。あなたもそうだったはず。
弱い立場の人間に痛みを与えても許される、という価値観は一体どこから来るのでしょうか?
②の記事でも詳しく書いていますが、親が一日の大半を過ごしている職場環境にこそ、学校で起こるいじめの源泉があります。ブラック企業の管理職、おまえだよ。
当たりが悪かっただけなのかもしれませんが、俺も20歳で働きはじめていろんな職場を経験しましたが、どこに行ってもいじめはありました。学校でやったら「いじめっ子」って言われるようなことを、上司や先輩や優越的地位にある取引先とかが平気な顔をしてやっているんです。
「仕事だから」「会社の指示だから」とかいう言葉を免罪符にして。(いやぜんぜん免罪できてないけどwww)
親が「生活のため」っていじめをするなら、子どもだって当たり前のようにいじめをするでしょう。
親にそのつもりがなくても、子どもには親が「いじめオッケー」って考えているように見えているんですよ。たとえ家庭では仕事の話を一切しなかろうと、子どもにはバレバレです。そういうものです。
ブラック企業がある学区の学校に行かない
K団連があるのでたぶんブラック企業の規制は無理です。むしろこれからどんどん増えていくでしょう。
インターネットの発達で、過去に企業が起こした従業員や取引先への傷害事件や、自殺案件などの情報が簡単に調べられるようになりました。
たぶん絶対に公表されないと思いますが、いじめとその学区内にあるブラック企業の相関関係(その企業がそこへ来て何年経過しているかなど)を調べるとすごく面白いデータが取れると思います。いじめっ子の親の職業とか。※破産者マップの中の人は破産者じゃなくていじめ事件を起こしてきた企業をマップで可視化できるようにすればいいのにと思います。
完全に避けるのは無理ゲーだと思うのですが、誰も好んで暴◯団の事務所の近くや治安が悪いと評判の地区に住まないのと同じように、俺ならコー◯センターとか家電◯販店の半径20km圏内には住まないようにします。
いじめに遭ってしまったら
あらゆる攻撃はさらなる攻撃を生みます。それは相手への直接的間接的な攻撃だけではなくて心の中でやっても同じこと。
心の中で相手を攻撃することは実は自分を被害者であると価値判断することです。これにより被害者になる世界が顕現します。
これは新しく覚えなければならない考え方ではありません。心をニュートラルにしてわずかな経験を振り返ってみれば、すぐにでも十分な証拠が集まるはずです。これまでだってそのような順序で物事は展開してきました。
抵抗や反抗は対象をより強固に存在させる糧となります。
「無視する」のとは違います。無視するには無視する対象が必要なわけですから。意識を注いでやらない。あなたの意識こそが彼らの存在の糧。
世界にはあなたが与える意味しかありません。
結果的に「ゆるす」ということになるのですが、なぜか「ゆるす」というと、踏ん張ってう◯こを出すような、もしくは感情を殺して死んだ目でやり過ごすような極端なイメージがつきまといます。しかし自分か相手かどちらかの犠牲を要求するのは「ゆるし」ではありませんて。(誰がそんな矛盾した二択を教えたの?)
「ゆるす」というのは対象から何の影響も受けない状態のことをいいます。俺もあなたもそうやって無数の過去をゆるしてきました。
もし難しいなら逃げる。
逃げるってすごく大切な能力です。でもちゃんと逃げる。ガチで思いっきり逃げること。
あなたの中に彼らの居場所を作らない→【幸あれ!】もしいじめに遭ったらやってみてほしいこと
強力な「自我」を持つ。無いなら探す、いろいろ体験する
断言しますがいじめをする人というのは自分を見失っている人です。
すごくアホな方法で自分探しをしてしまっている人です。熱中できる趣味とか絶対持ってないはずだから聞いてみ?
自我がお留守な彼らは、強力な「自我」が放つ強い光を恐れます。
だから、「これが自分だ!」としっくりくるものを探す。そしてそれは一つとは限りません。同時に何個も存在していいものです。
例えば「サッカーしているときの自分もすごい自分っぽいけど、コスプレしているときの自分も自分っぽい」(心が「これこれ!!」って大騒ぎするからすぐにわかる)っていうのも全然アリ。
男装とか女装でもかまわない。何も恥じることはない。
みんな騙されていますが、「中二病」で見える世界のほうが真実には近いんですよ。冷静に考えて。
いったいどっちが「狂って」いるのか、ちょっと考えればわかるはずです。
まずは誰よりも自分を大切にして、自分の中に生きてほしいです。
以上です。
ありがとうございました。
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