過敏性腸炎の原因はディスバイオシス

The following two tabs change content below.
瀬路富忍(serotonin)

瀬路富忍(serotonin)

長年、ネガティブ&束縛クソ野郎をやっていたが、ひょんなことから腸内環境のケアと出会い、気がつけばテンション高めのポジティブマンにクラスチェンジしていた三十路。俺の二十代を返せ!

なったことがある人はわかると思うけど過敏性腸炎ってめちゃくちゃつらい。「日常生活に支障が出る」とかそんなレベルじゃなくて、日常生活が「停止」する。決定的な治療法のない過敏性腸炎だが、ここでは俺自身の実体験から、現状考えうる最短ルートでの改善方法などを紹介する。

急増する過敏性腸症候群

過敏性腸炎、過敏性大腸炎、過敏性腸症候群とかいろいろ呼び名はあるけれど、最近巷ではこの過敏性腸炎に悩む人が急増していて、アメリカでは胃腸科に来る患者の約半数がこの過敏性腸症候群といわれるほどだ。しかし現状、過敏性腸炎になる原因ははっきりしておらず、それ故明確な治療法というのも確立されていない。

それもそのはず。過敏性腸炎になる原因は十人十色だからだ。海外旅行などで寄生虫にあたった人はそうでない人に比べて7倍も過敏性腸症候群になりやすい、ということは統計でわかっているが、何か過敏性腸炎の原因となる特定の細菌やウィルスがいるわけではない。もちろん、中には抗生物質(腸内細菌を善悪問わず広範囲に殺菌する)で劇的に改善する人もいるし、逆に他の病気で投与されていた抗生物質が原因で過敏性腸炎になる人もいる。ダイエットが原因でなる人もいる。

近年、日本でもこの過敏性腸症候群に悩む人が増えているのだが、日本では原因は主にストレスではないかといわれている。

 

また、多くの場合は日常生活に支障が出る頻度の下痢として表れるが、逆に重度の便秘となって表れる人もいる。俺は前者を体験したことがある。




俺はこうして過敏性腸炎になりました

あれは俺が4歳くらい、幼稚園児の頃だったと思う。当時俺は片時も母親の傍を離れられないくらいの超絶甘えん坊だった。たぶんこの頃って幼稚園っておもちゃはあるし友達はいるし、刺激的ですごい楽しいところなはずなのだが、俺にとっては大好きな母親から引き剥がされて過ごさなければいけない不安な場所(時間)で、なんかもう幼稚園にいる間は終始夏の終わりみたいな寂しさを感じていたように記憶している。

マザコンってことでよろしい?

瀬路戸忍

違うでござる

 

そんなある日、母親が子宮の病気で入院した。しかもけっこうロングな。俺は男気にうるさく冗談の通じないぶっきらぼうな父親と二人で暮らすことになった。その結果、

俺の腸の機能が停止した。

 

いや、腸の機能が停止したら死ぬけど、ほんと腸がまったく機能してないんじゃないかと思うくらい、飲んだら飲んだ物がすぐに下痢……と呼ぶにも不十分なただの液体として出た。まるで自分がただの筒になったような感覚だった。

 

母親が入院してわりと早い段階で、俺の世界からごはんの味が消え失せ食欲を完全になくしていたので、親父に(今はもう販売されていない570ml瓶の)ポカリスエットをひたすら飲まされていたのだが、飲んだら数分後には腹痛が起こってトイレに駆け込むような状態だった。思い出すだけでもお腹がキュッとなるような終末状態だが「もっと甘いジュースとか飲みたいなあ……」と思うくらいの余裕はあったと思う。今はポカリ好きだけど幼稚園児には早かった。

瀬路戸忍

蓋がオロナミンCみたいなやつなので開けたら最後全部飲みきらなきゃいけないでござる


 

当然、俺は病院に連れて行かれることになったのだが、当時はまだ「過敏性腸炎」なんていう言葉はなく、4歳くらいにしてノイローゼと診断された。

瀬路戸忍

たぶん日本最年少記録でござる

幼いながらに「ノイローゼ」という言葉の響きが不気味で怖かったのを覚えている。その恐怖が下痢を加速させたのはいうまでもない。

 

すぐに下痢、次の瞬間には下痢……という常に爆発寸前な状態だったので、人前になんて出たくないし、できればずっと家でじっとしていたいところなのだが、父親は日中は仕事に行かなければならないので、当然これまで以上に幼稚園で過ごす時間が長くなる。ほんと「ちょっと足に冷たい風を感じた」とかそんな些細な刺激でも催す状態だったので、

俺は冬に女の子が履くような210デニールくらいのすごい分厚いタイツを履かされて通っていた。もちろんめちゃくちゃ目立ってそこそこイジられたので、それがまた下痢を加速させた。まだ4歳だし事情が事情なのでおむつでもよかったはずなのだが、たぶん俺が抵抗したのだろう。

絶対おむつのほうが外から見えない分よかったやろ

 

結局父親の手に負えなくなって、俺は母親の入院している産婦人科に特例(?)でちょいちょい泊めてもらうようになった。

いつ催すかわからないのでおまるとセットで。

 

自分の入院中の修羅場を聞いていた母親は、いろいろと腸内環境について調べてくれていたようで、俺は何かにつけ薄めたりんご酢を飲まされて、それがとにかく嫌だったのを強烈に覚えている。今ではガブガブ飲めるけど当時は酸っぱかった。

問題が解決しても過敏性腸炎は治らなかった

母親が傍にいない強烈なストレス

あれはどう考えてもストレスが腸脳相関で腸へ伝わった過敏性腸炎で原因は明らかだった。この原因は時間が解決してくれた。永遠にも感じられた母親の入院生活にも終わりがきて、母親が家に帰ってきたのだ。ところが、俺の腸のコンディションは改善しなかった。今までほど敏感ではなくなったものの、何かの拍子に「カチッ」とスイッチが入ったように下痢をするのは変わらず、外出時の80デニールとりんご酢は続いた。

 

結局、その腸がバグったような状態は小学校3年くらいまで続いて、いつの間にか治っていた。りんご酢のおかげではない。りんご酢はよほど強く迫られない限りは拒み続けていたから。腸内環境のことをいろいろと勉強した今だから言えるが、母親の言いつけどおりにりんご酢をちゃんと飲んでいればもっと早く治っていただろう。

<ウォーカートンを襲った大雨と過敏性腸症候群>
2000年5月にカナダのウォーカートンという田舎町を季節外れの豪雨が襲った。嵐の後でウォーカートンの住民数百人が胃腸炎と血便を発症してばたばたと倒れた。調査の結果、水道会社が故障した塩素消毒装置の修理を後回しにしているところに先の豪雨が降り、農地から溢れた水が肥料の牛糞と一緒に上水道に流入して町の飲用水がO157に汚染されていたのだった。最終的に感染者は約2,500人にまでのぼり、死人も出る事態となった。すぐに上水道の浄化措置が取られ町の飲用水は安全になったが、おかしなことに事件から二年が過ぎてもウォーカートンの三分の一の住民が、激しい腹痛と下痢に苦しみ続けたのである。さらにその半数は事件後八年が経過しても治らなかった。皆、O157がトリガーとなって起こった感染後過敏性腸症候群を発症していたのである。

過敏性腸炎の原因はディスバイオシス

※画像はイメージです

食あたりだろうがストレスだろうが、過敏性腸炎に於いてはそれらはトリガーにすぎない。何かのきっかけで、腸内の細菌の生態系(マイクロバイオーム)が乱れ、腸内が軽いパニック状態になっていることが症状の原因である。この、腸内の細菌バランスの乱れをディスバイオシスという。お気づきの方もいるかもしれないが、うつ病も広義ではディスバイオシスが原因だ。

 

止まない下痢は、腸が腸壁の細胞間に隙間をあけて、そこから水分を出して、腸内のトラブルのもとになっている「何か」を一生懸命排出しようとしていることの表れである。それが、ディスバイオシスが原因で優勢になったいつもならおとなしいある種の悪玉菌かもしれないし、炎症のもとになるLPSかもしれない。腸内の細菌バランスが乱れる原因は無数に存在する。

うつ病だろうが過敏性腸炎だろうが基本は同じ

細菌バランスが乱れているなら良い菌を補充してやればいい。何かを出したがっているなら出させてやればいい。非常にシンプルだが、整腸剤などで薬学的なアプローチをするよりは、その方がより根本的な解決になる。腸はただの臓器の一つにすぎないかもしれないが、その機能を支配しているのは1000兆個もいる細菌たちなのだ。

未だ「正解」の見つかっていない過敏性腸炎だが、腸内の細菌たちがごきげんなら改善するはずなので、将来的に効果的な治療法が発見されたとしても、それは「腸内環境のケアによいものを集中的に摂る」ということに帰結すると確信している。

プロバイオティクス、プレバイオティクスを摂る

  • プロバイオティクス:有胞子性乳酸菌など。腸内で活躍する菌そのもの
  • バイオティクス:腸内にいる善玉菌を増やしたり、逆に悪玉菌の繁殖を阻害する物質

ディスバイオシスを改善するには、これらをしっかりと摂ること。これに尽きる。俺の母親が頻りに飲ませたがっていたりんご酢はプレバイオティクスだ。それもかなりイイところを突いている。りんご酢に含まれる食物繊維は善玉菌のエサになって善玉菌めちゃ増えるし、酢酸は腸内のphを酸性寄りにして悪玉菌の繁殖を抑えてくれるし最高。

 

りんご酢はちょっと割高に見えるかもしれないが、原液を飲むわけではなく薄めて飲むものなので、コスパはいい。苦手じゃない人はぜひ試してみてほしい。

※お酢自体が刺激物なので、40℃くらいのお湯で思いっきし薄めて飲むのがおすすめ。

 

プロバイオティクスならサプリメントがおすすめ。食品で探すのはかなり遠回りになって効率が悪いからだ。プロバイオティクスのサプリメントなら、いろいろ飲んだ結果ミルクプラスが最強だった。

ひとさじに約30億個のしぶとく長生きな有胞子性乳酸菌だけでなく、高品質のガラクトオリゴ糖(プレバイオティクス)、さらに免疫をサポートする免疫ミルクも配合されている腸内環境ケアの最終兵器。自然な甘さなのでヨーグルトにかけてもOK。

デトックス系のサプリやお茶を摂る

俺が過敏性腸炎だった頃はまだ今ほどデトックスという文化が浸透しておらず、なんか足の裏に貼るデトックスアイテムがあったようななかったような、とかそんな時代だった。

我が家ではどくだみ茶が出ていたのだが、これがクセが強くて大嫌いだった。お茶でデトックスを促進するなら、身の回りにあふれかえる人工甘味料の正体で紹介したゲンノショウコ茶やカワラケツメイ茶のほうが飲みやすくておすすめ。

おわりに

実際になった人にはわかると思うが過敏性腸炎は本当につらい。俺の場合はいろいろと面倒を見てもらえる子ども時代だったのが不幸中の幸いだったが、社会人になって、それも昨今多い従業員を捨て駒くらいにしか思っていないブラック企業に勤めている中で過敏性腸炎をやっていたら、即アウトだっただろう。ストレスの無限ループにハマって、重度のうつ病など過敏性腸炎のその先まで発展していたかもしれない。

事実、生活の質を下げる病気のランキングでは過敏性腸症候群は常に上位にいる。人工透析の要る腎不全や毎日痛い注射をしなければならない糖尿病よりも上位にランクインしているのだ。

 

原因も十人十色で、決定的な治療法というのが見つかっていない過敏性腸炎だが、慌てることはない。時間はかかるかもしれないが必ず完治するので、冷静になって基本に立ち返りシンプルに腸内環境をケアしよう。腸内環境のことは腸内細菌におまかせするのが一番いいのだ。事実、トラブルを起こすまでは彼らはきちんと管理してくれていたのだから。




シェアしていただけると光栄です(^^)

 
ブログランキングに参加しました

 

広告




毎日欠かさず飲んでいるサプリ


瀬路戸忍
いろいろ飲んだ結果コレが最強でござる

毎日飲んでいるサプリはここで買っています

お急ぎの方へ

コメントを残す