なにかと話題になりがちな酒癖の悪さ。俺もかつて酒癖が悪いことで有名でした。昨夜のことを悔やんでいるあなたに聞いてほしい、酒についてのコペルニクス的転回。大丈夫、気にすんな。
きっとあなたは、鈍い頭痛と吐き気を感じながらこれを読んでいることでしょう。
無くしたはずなのに断片的に覚えている昨夜の記憶をつなぎ合わせると、強い後悔とどうしていいのかわからない焦燥感がこみ上げてきて、じっとしていられなくなって、さっきからアプリを起動しては消し、ブラウザでタブを開いては消しているうちに、この記事へとたどり着いたのでしょう。
大丈夫、なにをやったかは知らないけれどたぶん俺よりはマシだから。
目次
俺が酒に酔ってやったことの一部「これが俺の仕事」
酔っ払って部屋に帰るなり、玄関で全裸になり、そのまま部屋の奥にある壁に手を付いて座卓に放尿を始める。それを見て慌てて止めようとする同棲中の彼女に「ほっとけ!これが俺の仕事なんだよ!!」と怒鳴りつける
あとは全身麻酔を使う手術をするレベルの大怪我とか、シンプルに死にかけたりとか、取引先の女性キーマンのおっぱい揉んだりとか、取引先(圧倒的優位な立場)の人とめちゃくちゃ口論して即クビになったりとか、友達なくしたりとか、気がついたら家から30kmくらい離れたぜんぜん知らないところにいたりとか、気分が大きくなって大切なお金を大盤振る舞いしちゃって無一文になるとか……もうキリがありません。
【ドラッグ】なんで酒だけが特別扱いなんだよ
- Aさんたらなんか持病の薬だとかいって錠剤を飲んだかと思ったら急に抱きついてきたのよ!信じられる?真面目で誠実な人だと思ったのになあ……
- Bさんたらノーブランドのタバコを吸ったと思ったら急にパリピみたいになった。静かで落ち着いた人だと思ったのに残念……
たぶんどっちもドラッグの影響なんですけど、たぶんこういう言い方はしませんよね。
- 「薬の副作用かしら……」
- 「あのタバコ何だったのかしら……」
……のように、関心は使用者ではなくて物に向かいます。
Aさんは愛しくなっちゃう系のドラッグを、Bさんはアッパーなやつをやった影響でしょう。
なのにアルコールになると、
本性表した(軽蔑)
は?
いやいやいやいや、待て。なんか食ってんのお前らwww
ちょっと頭冷やしてこれ見ろよ↓
他のいかなるドラッグよりも使用者と他者に悪影響を及ぼす危険性がぶっちぎりで高いのがアルコール。
アルコールってそういう性質のものなの。これを飲む側も飲ませる側も理解していないから酒による事件事故がなくならない。
※ちなみに中毒性と禁断症状の強さもダントツでトップです。
そういう性質のものを摂取する会で、そういう性質のものの効果がそのとおりに発現した。それがなんで「本性表した(軽蔑)」になるの?
アッパーなドラッグ摂取する会でアッパーなドラッグ摂取してハイになったら「あいつイカれてるわ」認定するの?
麻酔射ち込まれて感覚麻痺したら「あいつは心が弱い」みたいになるの?
じゃあ最初から呼ぶなよそんな会。
何が「無礼講」だよ。何が「腹を割って」だよ。結果的にそれって
理性(判断力、常識)を司る大脳新皮質を麻痺させる物質を摂取した結果、日頃抑圧されている大脳辺縁系の働きが活発になって本能的で感情的な言動をするようになるかもしれないけど、こちらはそれをあなたの本性と受け取るからよろしくね(^^)ニッコリ
ってことでしょ?
とんでもねえ罠じゃねえかよ。
本能とか感情で仕事はしてないし、そういうの見せないのが社会人って教わったぞ?
それむき出しにするようなもの摂らせといて後でギャーギャー騒ぐなよな。
無礼講の限度があるならボーダーラインを明確にしろwww
「素のあなたが見たいなー」
とか言って自分から部屋に誘っといて、しかも眼の前で部屋着(スウェット)に着替えるし、すげーくっついてくるし、ボディタッチ多めだし、もうこっちも覚悟決めて、勧められるままにシャワー浴びて、そのまま流れでキスして流れで裸で布団入って、なんかちちくりあって自然な流れでやることやったのに、翌日になって
「あいつに襲われた」
「あいつはヤリチソでサイテー」
「たしかに口ではしたけどまさかあそこまでするとは思わなかった……」
とか言いふらすようなもん。
有明の干潟に首までぶっ刺さってみたい?
玄関にルールブックでも置いとけ。
なぜあなたの酒癖が話題になるのか「人はネガティブなレッテルを貼って安心(優越)したい生き物である」
理性(大脳新皮質)を麻痺らせるものを飲む会で起こったことをいつまでもウジウジ言ってるとか、逆にそっちのが引くわ。
- いつもは優しくてポジティブなのにお酒を飲むと陰湿になる
- いつもは陰湿だけどお酒飲むと優しくてポジティブになる
俺はしらふで性格に難のあるヤツのほうが圧倒的にやべーと思います。ドラッグもなにもやってないのにラリってる人なんて関わりたくないです。
そっちのほうが断然救いようがないと思います。
で、見出しでも書きましたけど、人は常に身近な人間のあら捜しをしています。無意識で。
なるべくネガティブなレッテルを貼って、分類して安心(優越)したい
という心理です。
よく観察してみて下さい。
客観的に見て何も優れたものがないような、そのコミュニティで誰からも見下されているような人の酒癖が話題になることはありません。
酒癖が話題になる人って必ずといっていいほど、頭角を現している人か、現そうとしている人、目立っている人、周囲に一目置かれている人です。
あなたにできるだけネガティブなレッテルを貼りたかった人に、あなたは格好の材料を与えてしまったということになりますね。
言いたい人には言わせておきましょう。
結論「基本そういう人たちと飲みに行かない」
会社とか利害関係のある人間からの飲み会の誘いは、ぶっちゃけ上記のような狙いを持って仕掛けられている可能性が高いです。残念ですが。
俺はそういう飲み会では氷のしこたま入ったチューハイかウィスキーのロックしか飲まないと決めています。前者はたくさん飲んでもそんなに酔わないし、後者は煽られにくいお酒です。
ていうかそもそも、そういうのに気を使わなければいけない飲み会なんて、時間とお金の無駄なので基本的にはなんやかんや理由をつけて断っています。
繰り返しているうちに「付き合いの悪いやつ」というレッテルを貼られましたが望むところです。
こういうお酒とのドライな付き合い方ができるようになったのは、腸内環境のケア(いつも飲んでいるミルクプラス)のおかげです。20代はアルコール中毒状態でした。
どうしてもアルコールや、人とのつながりに依存しがちな人は、有胞子性乳酸菌やプレバイオティクスで腸内環境のケアをはじめてみてはいかがでしょうか。
以上です。
ありがとうございました。
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