虫垂炎全盛期(昭和40年代)にお医者様は虫垂炎をこう分析した②「こんな家庭には少ない」

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瀬路富忍(serotonin)

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長年、ネガティブ&束縛クソ野郎をやっていたが、ひょんなことから腸内環境のケアと出会い、気がつけばテンション高めのポジティブマンにクラスチェンジしていた三十路。俺の二十代を返せ!

虫垂炎全盛期の昭和40年代。調査の結果「食物の自由、豊富、食事時間の不規則な家庭に虫垂炎患者が多い」っぽいことが突き止められた。では逆に、虫垂炎患者が少ないとされた家庭はどんな特徴があったのだろうか?

虫垂炎患者が少ないとされた家の特徴

  • 米屋、醤油屋、豆腐屋:すぐに食べられない食品を扱っている
  • 衣料雑貨店:店じまいが比較的早い

つまり、身近にすぐに食べられる加工食品がない、規則的な食生活がキープされている家庭、ということになる。

こんな家庭に多い」の記事で紹介した八百屋、菓子屋、理容店、会社員とは見事に対照的だ。そっちは逆に「すぐ食べられる加工食品が商品として身近にある」「店じまいが遅い」「残業、夜勤が多い」だった。

 

その他で目立って少ないのは……、

 

 

 

 

これは、約20年間にわたり大して手入れも行われていないと思われる甚だしい老朽家屋に住んでいる経済的に最下層にいると思われる人々、らしい。すごい判断基準。

それと玄米食者(「玄米ばっか食べている人」ではなく、今でいう少食&ベジタリアンのこと)では虫垂切除率がすごく低かったということから考えると、やはり昭和40年代当時はまだまだ肉類が高級品だったため、そういった経済的に最下層にいると思われる人々は自然と菜食中心の少食だったのだろう。

 

つまり、少食・菜食なら虫垂炎になる確率すごい下がる、ということになるのだが、本当にそうなのだろうか。

自衛隊と永平寺(禅寺)を調べてみた結果「虫垂炎を引き起こす素因」

高カロリー・高タンパク食の自衛隊では在隊年数が長い者ほど虫垂の切除率が高くなり、菜食&少食の永平寺では在山5年以上の者には虫垂切除者がいないことが判明した。

オッケー。

 

 

 

また、虫垂炎罹患者及びその周辺には、歯周病、胆嚢症、腎炎、糖尿、高血圧、リウマチ、心神経症、不定愁訴など、食生活と深い関係があると考えられる疾患を訴える事例が多いことから、仮に特定の起炎菌がいたとしても、食生活が虫垂炎発症の大きな素因となっていると考えられる。(注釈:歯周病はともかくとして、それ以外は全部腸内細菌が絡む不具合だと現代では考えられている)

少食・菜食が虫垂炎予防にいいとわかっていても広まらなかった理由

この資料では、なぜ少食・菜食が浸透しないのか、ということについても言及しており、それがすごく当時の世相を反映していて個人的にグッと来た。

  • 経験談や宗教的な教えによるものが多く数値的データが乏しいため、栄養不足への恐怖を覆すほどの根拠がない
  • 非文化的な感じを否めない(なんかカッコ悪い)

 

当時は「食え食えもっと食え」という感じの高栄養型の考えが健康学の中心になっていたので、少食・菜食はまさにそれに逆行する考えであった。いや、そもそも誰しもがモリモリ消費して一次産業を栄えさせるような方向に進むような健康常識(笑)がうるさいくらいに叫ばれていたのは、明らかに消費活性化のためのプロパガンダだけどね。対局となる考えを即悪としているところがもろ。

しかも今(現代)はなに?えっと、食に不自由しなくなってきたら今度は「野菜に含まれている栄養素が減少している」とか言い出すじゃない?だから消費量を増やせ、もしくは追加で何か買って補えだそうです。ほんとご苦労さまです。

 

あと、なんか貧乏くさいから少食とか菜食なんてやってらんないって。マスコミもすごい欧米文化を礼賛しまくっていたから、みんながみんな、できることなら毎日モリモリお肉食べたいとか、それがカッコいいとか考えていた時代。

その欧米社会が肥満とか生活習慣病で医療保険制度が崩壊してやべえってなって、解決策を探した結果、日本古来の和食に健康の真髄が詰まっているとか気づいて、逆輸入的に和食文化の素晴らしさに気付かされるとか皮肉の極みよね。

 

 

以上、昭和40年代に書かれた虫垂炎に関する論文よりお送りしました(^^)

 

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